全国安全週間社長メッセージ（令和４年）←クリックするとＰＤＦ表示されます。

令和４年度全国安全週間を迎えるにあたり一言申し上げます。

この全国安全週間は、昭和３年に第一回が開催されて以来、一度も中断することなく、今年で第９５回を迎えます。この週間は「人命尊重」という崇高な基本理念のもと、安全意識の高揚を図り、事業場における安全活動の定着を通じた、労働者の安全確保に大きな役割を果たしてきたところである。

我が国における労働災害は長期的に減少傾向にあるが、昨年は労働災害死亡者数、労働災害死傷者数は一昨年と比べ共に増加した。労働災害の増加の要因としては、作業行動に起因する転倒や腰痛の増加が多く見受けられ、産業構造の変化や高齢な作業員の増加、外国人労働者の増加といった社会情勢変化によるものであると推察される。

疾病については新型コロナウイルスやメンタルヘルス、長時間労働等、引続き対応をする課題がある。特に新型コロナウイルスの感染拡大防止については、事業者・労働者共に協調し、３密の回避や検温等、対策に努めてきた。又、安全管理に関しても基本ルールを徹底し、余裕を持った安全管理体制を構築することが必要である。

このような観点から今年度は、「安全は　急がず焦らず怠らず」　のスローガンのもと全国安全週間を展開し、職場における安全意識の高揚を図ることとなっています。

我社においては、昨年１１月に下請で入っていた作業所でとび工が災害にはならなかったものの墜落し、今年４月には解体工がトラックのキャビンから飛び降りた際に骨折した災害が発生しています。

どちらも不安全状態、不安全行動に起因する災害でしたので、作業所で協力会社への確実な安全指導のもと、安全管理をお願いします。又、新型コロナウイルスにつきましても、最近は流行が収束しつつあるものの、

まだまだ予断を許しません。引続き感染予防対策に努めてください。

今夏も昨年同様、暑い日々が続きそうです。熱中症については今年度も、厚生労働省が職場における熱中症予防対策として、「ＳＴＯＰ！熱中症 クールワークキャンペーン」を展開しています。

我社も作業所における熱中症対策として、作業所の管理に努めてください。

追伸　弊社は皆様のおかげを持ちまして、６０周年を迎えることができました。今後は７０周年、８０周年、１００周年を目指して、社員一同頑張って参ります。よろしくお願い致します。

令和４年７月１日　　株式会社　重藤組　　　代表取締役社長　　重　藤　武　士